胃酸により胃に直結する十二指腸の酸性度が上がることによって膵臓から消化吸収に必要な多くのホルモンが分泌されます。

さらに胃液はペプシノーゲンをペプシン（たんぱく質を分解，吸収する重要な酵素）に変換する役割も担っています。
つまり，胃液の働きが弱いと，たんぱく質および，脂質や糖質などの重要な栄養素の吸収も落ちてしまうことにもつながります。

そのため胸やけなどで，胃酸の分泌を抑える薬を長期に渡り服用することは，実は様々な栄養素の消化吸収効率を下げることになります。

胃酸の分泌を抑える前に胃酸に対する胃壁の防御力を上げるというアプローチも重要です。
胃粘膜の強化には免疫強化同様「ビタミンA」の摂取が必要です。

レバー，うなぎ，バター，卵黄など動物性の食材に多く含まれています。